ビジョン
「やまごや」のような安心感がある、
その人らしく、
主体的に生きることができる
包摂的な地域社会
おもい
伝えたい事はいっぱいあるのに、
うまく表現できなくて
パニックになってしまう子
勉強は好きなのに字が読めなくて、書けなくて
自信をなくしてしまう子
車いすならどこまでも行けるのに
段差があって
行きたい所にいけない子
わかっているのに
ついやってしまって
落ち込んでしまう子
もっと抱っこして欲しいのに
息するのを機械に手伝ってもらっていて
なかなか抱っこしてもらえない子
もっと認めてあげたいのに
叱ってしまって
落ち込んでしまうお母さん
もっと子どもと遊びたいけど
どう関わっていいかわからなくて
困っているお父さん
もっと一人一人の事を理解したいけど
忙しくて
十分に向き合う時間が取れない先生
そこには子ども達のたくさんの「やりたい」と
大人達のたくさんの「思い」があるのに…
子ども達に、ご家族、先生、地域の人々の「思い」を紡ぎ合わせ、
「やまごや」のような安心感が
届く地域を創りたい
そして、その安心感をもとに
自らの「やってみたい」に向けて
飛び出していく子ども達の姿を見たい
そんな思いをもとに
「やまごや」を立ち上げました
「やまごや」では
メンバーそれぞれがもつ子ども達への思い
今まで培ってきた個人的な体験
専門的知識や技術をもとに
チームで活動していきます
家庭、保育園や幼稚園、学校といった
特別ではない場所を中心に
子ども達の安心感につながるような
事業を展開していきます。
子ども達自身が本来持っている力に気づき、
その力を発揮できる環境をともに作り
子ども達の「やってみたい」を支えていきます
メッセージ/プロフィール
代表理事 平向正包
子ども達、自らの「やってみたい」事への挑戦、それは、周りから見たら、ほんの些細なことかもしれません。ですが、その小さな挑戦の積み重ねが、子ども本人、家族、友達、さらには、地域の未来を変えていくものと信じています。
障害の有無に関わらず、安心して、子ども達が挑戦できる、夢中になれる環境を作る。そのために、チームとして、楽しみながら、挑戦し続けていきます。
山形県鶴岡市出身。東京都立保健科学大学卒業後、都内の訪問看護ステーションにて作業療法士として勤務。その後、2010〜2012年の2年間、青年海外協力隊に参加。キルギス共和国の障害当事者団体にて、子どもの支援や障害理解の啓発活動に関わる。
帰国後は、地元に戻り、山形県療育訓練センター庄内支所にて嘱託職員として勤務。同時に、日本福祉大学大学院通信教育、国際社会開発、修士課程を修了。2015年からは、鶴岡市の訪問看護ステーションにて、乳幼児から高齢者を対象に作業療法を実践。2018年から2年間、地域総合型スポーツクラブみなすぽ松山にて、地域の小学生の運動指導に関わる。
2020年から、山形県立保健医療大学、森准教授の紹介により、「高等学校におけるLD等通級による指導研究事業」の外部専門家として、庄内地域の高等学校に不定期に訪問。同時期に、庄内地区の学童保育に関わりを持つ。
その過程の中で、家庭、保育園や学校、学童保育といった「子ども達が生活する場で専門的な支援が受けられる仕組み」が必要と実感。そして、子どもだけでなく、その家族や先生が孤立しない体制作りに向けて、活動を開始する。
プライベートでは三児の父。趣味は、ピザ作りとキャンプ。
常任理事 白幡祐子
鶴岡市出身。昭和大学保健医療学部作業療法学科卒業後、2007年〜2015年、東京都内の精神科病院で作業療法士として勤務し、急性期から社会復帰、外来での作業療法を担当していました。個別での関わりだけではなく、集団プログラムや院外での活動など、多くの方々ど出会い、様々な経験をさせて頂きました。専門職としての知識に加え「自分も相手も強みを大切に」「チームで取り組む喜び」「新たなことへのチャレンジ」「全力で楽しむ!」ことを自分な中で大切にしようと強く思った時期でもあります。
2015年〜2018年、青年海外協力隊としてニカラグア共和国の障害児・者支援NGOに派遣され、学童期から青年期を対象に生活支援、就労支援プログラムの立案、運営、家族支援等に従事しました。障害児・者の家族や友人が運営しているNGOで活動した経験は、私に新たな視点をもたらしてくれました。時には同じ考えではないこともありましたが、「この子(人)の願いを叶えるため」という共通の思いによって沢山の方々の「できた!」に出会うことができました。忘れられないエピソードとして初めての保護者同伴なしのお泊まり会があります。家族と離れて泣いてしまう子がいるのではないか…1人では眠れないかも…うちの子の着替え手伝ってあげてね…など、ご家族から沢山の声が寄せられました。もちろん事前に入念に計画し、情報共有をし、万全な体制で臨みましたが、保護者の方々同様、私も初めてのイベントに不安もありました。しかし、いざお泊まり会が始まると子どもたちの顔に不安はなく、ワクワクに満ちていました。1人では着替えができないといわれていたのに自分からパジャマに着替えていた子、キャンドルを囲んで夢を語る1人1人の表情、お泊まり会が終わりバスから降りると笑顔の子どもたちと、そんな子どもたちをみて涙が止まらないお父さん、お母さん。子どもたち、家族、支援者の思いが実現できたと感じる瞬間でした。この時期の経験から、生活の場所で支援がしたい!やってみたいを一緒に叶えたい!と思うようになりました。
2018年地元鶴岡に戻り、訪問看護リハビリステーションに勤務し、学童期〜高齢者のリハビリテーションに従事。勤務の傍ら、学童保育や保育園、高等学校へ作業療法士として訪問する機会を頂き、保護者の方々、支援を行なっている先生方のお話を伺う中で、支援をしている方々への支援の重要性を感じるようになりました。
これまで私が経験してきたことや、実現できたことは、支えてくれた方々や一緒に楽しむ仲間、安心感を与えてくれる家族や友人がいてくれたからだと思っています。NPOやまごやで自分もそんな1人になれるよう日々のワクワクを大切に活動していきたいと思います。
理事 梅津憲栄
山形市出身。山形県立保健医療大学卒業後、市内の総合病院で作業療法士として勤務。その後、渡豪(ワーキングホリデー)、帰国後は山形市内のデイサービスセンター、老人保健施設、宮城県内の老人保健施設等でリハビリ立ち上げや補助などを行う。
2019年、鶴岡市の山形県立こころの医療センターで勤務する傍ら、山形県学童保育連絡協議会と連携し、学童保育への巡回指導を開始。困り感のある学童や相談支援員の先生と協働して環境設定や支援を行う。
理事 梅津真由美
酒田市生まれ。12歳の時に身体に異変を感じ、13歳の時に筋ジストロフィーと診断される。小・中・高校を普通学校で過ごし、大学進学を機に酒田を離れる。東京国際大学人間社会学部を卒業後、酒田のIT企業に就職し、システムエンジニアとして17年間勤務する。
2018年に初めて難病交流会に参加し、自分以外にも病気のことや悩み等を話せる場を求めている人がたくさんいると感じ、身近に当事者やその家族が安心して気兼ねなく話せる場所を作りたいと思うようになり、本格的に活動を始めるため2019年3月に会社を退職する。
現在は、有志メンバーで任意団体「難病・障がいコミュニティ にじいろ」を立ち上げ、難病当事者・障がい者とその家族および支援者が集い、病気のことや悩み等を気兼ねなく語り合える場・情報交換を行う場として年に数回難病カフェを開催するとともに、より多くの人に難病や障がいについて知ってもらうための活動を行っている。
理事 後藤敬子
・看護師 ・ 助産師 ・ 思春期保健相談士 ・ 受胎調節実施指導員 ・妊産婦体操&マンスリービクス インストラクター
日本医科大学医学部附属高等看護学院卒業、その後、千葉大学医学部附属助産婦学校卒業。S.54年より山形県旧町立八幡病院勤務。H5年より、旧八幡町役場、八幡町保健福祉課に異動八幡町保健福祉課では、助産師として母子保健業務担当。思春期・妊産婦・新生児・乳幼児・学童・青年期・更年期・老年期では、在宅の寝たきりの方への家庭訪問など、各期の保健に係わる。H14年酒田市立八幡病院に勤務し、訪問看護師長で定年退職。臨床歴は、産科・外科・内科の外来と病棟、訪問看護に従事している。平成19年第29回母子保健奨励賞受賞毎日新聞社賞受賞。同日皇太子両殿下(現在の令和天皇)よりお祝いのお言葉を賜る。平成21年4月からは、山形県家庭教育アドバイザーとして任命され、現在も継続中。H29年からR2年3月まで酒田市健康福祉部健康課で母子保健コーディネーター助産師として子育て世代地域包括支援センター「ぎゅっと」を立ち上げ退職。R.2年より、ごっと助産院を開設し、院長として活動中。
執筆活動では、平成18年1月~荘内日報に「ごっとさん、どうしよう」を毎月掲載。平成20年8月11日『ごっとさん どうしよう ~思春期をめぐるSOS~』荘内日報社より出版。平成29年~酒田市広報に各月で「大切な人へ」を掲載中。
講演活動に関しては、平成8年から、「命の教室」や「思春期教室」を八幡町内の中学校で始める。現在、近隣の市町村のみならず、県内の小中高校で継続中。加えて、妊娠中の両親学級、保育園、乳幼児期の子育て講演会、小中高生の保護者や一般の方々からの講演依頼も多い。また、携帯電話を通じ、中高生や妊産婦さん、子育て中の両親のために開設した相談窓口では多くの相談を受けている。開業後も、助産師として、次世代を担う子どもと各世代の親たちの幸せを願い「命の尊さ、生きる力の大切さ」を伝えていきたいと活動している。
プライベートでは、23歳に結婚し、3人(娘2人・息子1人)の子供を出産。現在、8歳から20歳までの孫が4人いる。
理事 佐藤裕邦
作業療法士・介護支援専門員
酒田市出身。国立弘前大学医療技術短期大学部、作業療法学科を卒業後、長年、作業療法に従事。2021年4月まで、老人保健施設に25年間勤務し、副施設長の職務にあたる。同時に、日本認知症グループホーム協会理事、山形県認知症高齢者グループホーム連絡協議会会長、山形県介護支援専門員協会会長など、高齢者福祉の発展に注力する。とくに、排泄ケアについては、おむつメーカーの研究・開発にも協力。また、医師の協会である日本プライマリケア連合学会山形県支部副支部長として在宅医療にも関わりを持つ。
現在は、医療法人健友会、介護事業部次長兼介護老人保健施設ひだまり副施設長(令和3年10月1日より)として勤務。同時に、山形大学医学部看護学科非常勤講師、酒田福祉住環境を考える会会長、栄養とリハビリテーション研究会会長、庄内排泄ケア連携会 世話人・事務局長、山形一!やさしい介助を考える会会長、北庄内食援隊 事務局長、山容会(山容病院)評議員を務める。また、今までの作業療法士としての経験に日々新たな知識を吸収しながら、保育現場での支援も行っている。
モットーは、人のために立つならやりたい。
理事 森直樹
作業療法士・相談支援専門員
北海道出身。国立弘前大学医療技術短期大学部作業療法学科を卒業後、長年、小児領域の作業療法に従事する。知的障害児施設、重症心身障害児(者)施設を経て、2000年4月より現所属の山形県立保健医療大学作業療法学科の職務にあたる。2007年、東北大学大学院医学系研究科にて博士課程を修了する(障害科学博士)これまでの社会活動としては、日本作業療法士協会専門作業療法士審査等委員会・委員、同協会制度対策部障害保健福祉対策委員会学校支援チーム・委員、山形県作業療法士会発達領域員会委員長・理事、を務める。現在は、日本感覚統合学会・代議員、日本作業療法士協会・学会演題査読委員等を務めている。山形県内の特別支援学校には、特別支援学校専門性向上のための外部専門家、LD・ADHD通級指導担当教員等専門性充実事業外部専門家の委員を務め、保育園では山形市と寒河江市の巡回療育相談事業に参画する。
著書は、発達過程作業療法学第3版(医学書院)、人間発達学第5版(中外医学社)、日常生活活動の作業療法(中央法規)、日本作業療法士協会マニュアル65 特別支援教育と作業療法(中央法規)等がある。外部講師として放送大学客員准教授、新潟医療福祉大学非常勤講師を務める。
作業療法士としてモットーは臨床を大切にしており、小児期の訪問リハビリテーション、教育・保育領域の各相談事業、支援を行っている。
理事 山口考彦
ブラジル・ベレン市生まれ、現在、山形県在住。アマゾン文化人類研究家、山口吉彦の長男。コロラド大学・文化人類学科、政策研究大学院大学・開発経済修士課程修了。青年海外協力隊、UNESCO、国際協力機構で人材開発における国際開発分野の事業に従事した。2018年、他界した母の遺志を継ぎ、地元鶴岡市に帰省。一般社団法人アマゾン資料館を設立し、代表理事を務める。
活動理念は、生物多様性の宝庫アマゾンから「共に生きる術」を学び、庄内地方における属性・貧困・状態などに対する差別を排除し、個々の違いを活かせるコミュニティを築くこと。
監事 佐藤治寿
社会福祉士
山形県立産業技術短期大学校を卒業後、県内の部品メーカーに就職。
業務の一環で養護学校の職場体験の担当となり、それをきっかけに福祉医療に興味をもつ。
その後、福祉用具や医療器械の商社に入社するが、現場で働きたいと思うようになり、東北福祉大学通信課程に入学。
大学の通信課程で学びながら、社会福祉法人 親和会へ入社し勉学と仕事を両立し2年で卒業。その1年後に国家資格 社会福祉士 に合格。
親和会では、障がい者の就労訓練『就労継続支援B型』、『共同生活援助(グループホーム)』、『相談支援事業所』などを運営している。5年ほど就労訓練などの現場で従事し、就労継続支援B型の管理者を経て、相談支援事業所の管理者となる。入社し10年目という節目で退職する。
令和元年に独立し、株式会社クレアスを設立。令和元年10月1日に山形県の認可を得て、就労継続支援B型 TeToTeo(テトテヲ)を開所する。
NPO法人やまごや
法人概要
設立
2022年2月17日
連絡先
997-0015 山形県鶴岡市末広町5番22–201号
マリカ西館2階A-3
tel. 0235-29-2117/ fax. 050-3852-1225
役員
代表理事 平向正包
理事 白幡祐子
理事 森直樹
理事 佐藤裕邦
理事 後藤敬子
理事 梅津真由美
理事 山口考彦
理事 梅津憲栄
監事 佐藤治寿
事業報告書・
賃借対照表
事業内容
訪問看護事業
地域研修会事業
技術協力事業
エンパワメントと相互交流事業
事業実績
令和2年度(法人設立前)
【外部専門家】・令和2年度文部科学省委託(経験の浅い教員の専門性向上に係る支援体制等構築研究事業) 高等学校におけるLD等通級による指導研究事業(9月~)
【技術協力】 ・愛康会ふれあいホームひまわりボランティア(9月~月1回)
令和3年度(法人設立前から設立後)
【外部専門家】
・令和3年度文部科学省委託(経験の浅い教員の専門性向上に係る支援体制等構築研究事業) 高等学校におけるLD等通級による指導研究事業(年間)
【助成金事業】
・公益信託荘内銀行ふるさと創造基金 助成金事業(8月~12月)
放課後等デイサービスでバルシューレ‼~楽しみながら、頭と体を動かそう~
内容:外部講師を迎え、放課後等デイサービス事業所と協働でバシューレを中心とした運動遊びプログラムを実施する
開催日:8/17(みんなのそら)、10/30(みんなのそら)、12/4(ハウスカ)
・紅花ふれあい基金 助成事業
重症心身障害児の在宅医療を支える連携推進のためのオンライン研修会
演題:「NPO法人にこりの取り組み」~地域における連携を中心に~
日時:2022年2月22日(火)15:00~17:00
場所:オンライン
講師:NPO法人にこり 松丸実奈氏
【技術協力】
・愛康会(全9回)・研修会
・青葉の杜HARMONY(1月~3月)
【研修会・イベント】
・通級による指導(LD等)連絡協議会研修会 講師
・鶴岡養護学校研修会 講師 ・FORUM21 子どもと家庭の支援を考えよう~保育の現場から地域へ~
【その他】
・学童関連OTグループ(ちょきちょきクラブ) 定例会(月1回)、アンケート調査
令和4年度
【訪問看護事業】(4/1~)
【外部専門家】
・令和4年度文部科学省委託(経験の浅い教員の専門性向上に係る支援体制等構築研究事業) 高等学校におけるLD等通級による指導研究事業(年間)
・令和4年度特別支援学校専門性向上のための外部専門家配置事業(年4回)
【技術協力事業】
・青葉の杜HARMONY
・みんなのそら(わくわく教室)
・愛康会ふれあいホーム
・学童保育所さんさんクラブ
・ラブラドール
【助成金事業】
・令和4年度鶴岡市市民まちづくり活動促進事業(鶴岡まち活)
「つるおか運動遊び促進事業(庄内運動遊び応援プロジェクト)」
・公益信託荘内銀行ふるさと創造基金助成事業
「発達障害のお子さんの理解に関するオンライン研修」
・紅花ふれあい基金助成事業
「障害理解・エンパワメント事業 障害平等研修」(11/27)
【障害児通所支援事業】(10/1~)
・指定保育所等訪問支援
・指定居宅訪問型児童発達支援
【研修会・イベント】
・高校特別支援教育コーディネーター研修会 講師(6/13)
・みどりまち文庫「子どもの訪問看護について」(8/19)
・令和4年度ふきのとう/アインシュタインの会研修会 講師(7/3)
【その他】 ・学童関連OTグループ(ちょきちょきクラブ)
〒997-0015
山形県鶴岡市末広町5番22−201号
マリカ西館2階A-3
Tel:0235-29-2117
Fax: 050-3852-1225
(平日8:30〜17:30 土日祝日休み)
tel:0235-29-2117